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10.72016
伊勢神宮~正式参拝~その3「服装はどのように?」
こんにちは。
マリアレイです。
伊勢神宮への正式参拝をするにあたり、わたしは、子供の頃に、父から教わった方法で、いつも通りに、外宮のご正殿を参拝し、その後、内宮へ向かい、内宮のご正殿を参拝いたしました。
この参拝を、幼いころから100回前後、式年遷宮も何回か参拝させていただいてきました。
最近のパワースポットブームで、最近では、タクシーの運転手の方まで、参拝の仕方が違うとか、外宮の前に、別宮へ参拝するのが正式だとか、なにかと、かしましいことでございます。
マリアの子供の頃からの記憶だけでは心配なので、今回、このブログを書くにあたって、少し、調べてみました。
神宮参拝において、一般の参拝者は、内宮・外宮共に、御正宮の南側に位置する板垣南御門内に進み、生絹の御幌(みとばり)の掛けられている外玉垣南御門前(一般拝所)にて参拝します。ここで参拝を済ませる場合は、参拝の申し込みも必要なく、参拝時の服装の取り決めも特にありません。
特別参拝の資格のある方は、一般拝所よりも更に内側に参入できます。内宮・外宮それぞれの神楽殿で申し込みをしてから、「参宮章」を持参して御正宮に向かい、一般拝所の左方にある南宿衛屋に申し出れば、お祓いの後、神職の案内により外玉垣南御門内に参入して所定の位置で参拝する事ができます。これが「特別参拝」と称される参拝です。
神宮の特別参拝要項は下記の通りですが、特別参拝を行うには「参拝資格を証する会員章又は参宮章」が必要です。
会員章、参宮章の受領方法は、神宮崇敬会に加入する事又は、伊勢神宮式年遷宮奉賛会に2千円以上奉納することでいただけます。(神宮崇敬会及び伊勢神宮式年遷宮奉賛会については神社庁にお問い合わせ下さい。)
また、特別参拝を行う時には、必ず右表の神楽を奉納する事となっておりますので、合わせて初穂料を添えて神楽殿に申し出て下さい。(下表には、「御饌(みけ)」と「神楽(かぐら)」の初穂料の一覧がありました)
ちょっと、難しいので、要約しますと、正式参拝(御垣内参拝)をするには、外宮・内宮共通です。
①神楽殿で、2,000円以上の式年遷宮への寄付を行う。
②その寄付で、「特別参宮章」をいただき、正殿の左側にある神官へ申し出る。
★この「特別参宮章」は、外宮のスタンプを押して返却されます。内宮でこのまま使用できます。
③御垣内参拝を行う。
④神楽殿に戻って、ご祈祷(神樂)受ける。
結論として、誰でも、2,000円の寄付をすれば、正式参拝ができるわけです。
ちなみに、④のご祈祷をしないまま、お守り販売の場所で神札を買って、さっさと、そのまま帰っちゃう方もたくさんいらっしゃいます。。。
【正装って?】
ここで、服装について、書いておこうと思います。
もともとは、この正式参拝(御垣内参拝)は、皇族の方々のなさる参拝、あるいは、事業を立ち上げた事業主などの参拝が主だったようです。
なので、ご正殿では、個人的な願い事は、ご法度になっています。(実際に、外宮の御垣内参拝で、2礼2拍手1礼のあと、しばらく、個人的なお願いを祈っていたら、神官に『ここでは、個人的なお願い事はしない!!』っと、厳しく叱られていました。注意しましょう。)⇒個人的なお願いは、別宮の荒御魂に奏上します。
ご正殿では、広いこころと視野で、世界の平和や、世の中の人々の幸せに感謝します。
服装は、「正装」となっております。
日本の正装と言えば、羽織袴、振袖などお着物で、この参拝に臨まれる方もいらっしゃいます。
皇族、総理大臣などモーニングでの参拝もございます。
(だから、モーニング、つまり、午前中の早い時間に参拝するのが、本当ですね、)
礼服(黒)を着用して、参拝される方も多く見かけます。
企業ですと、ダークスーツの方が多いです。
問題は、女性ですね。。。
お着物を準備するのは大変です。
男性と同じように、ダークスーツを持っていらっしゃる方は、それがベストだと思います。
わたしは、永年、企業で勤続してきましたので、ダークスーツ~と聞きますと、これで大丈夫~というスーツがパッと思い浮かびます。
11月の参拝時に、果たして、わたしの常識は、女性のみなさんにとって、知らないことばかりらしいことに気がつきましたので、ちょっと、老婆心ながら、今さら、聞けない「ダークスーツ」って???
えっと。。。。ですね。。。
ダークスーツ~と申しますのは、一般的には、リクルートスーツが、一番近いと思います。
襟付きの、黒。または、紺色。
無地、または、無地に近い目だたないストライプなど。
パンツスーツでもスカートスーツでもOKです。
スカートスーツの場合、靴へのご質問が多かったのです。
冬だし、ブーツじゃだめですか?
っというご質問でした。。。
果たして、、、例えば、お葬式の時に、ブーツや、ピンヒールで行くかどうか?っと考えて~靴は、面接や辞令を受ける時や、お葬式の時などに、履いていく黒のパンプス~がベストだと思います。
冠婚葬祭の常識にのっとって、服装を整えて参拝しましょう。
女性の服装も、ダークスーツです。
「スーツ」ってなに?
という方がありました。。。
ワンピースにジャケットで、スーツじゃないの?
っと、おっしゃる方。。。
革の黒ジャケットとブーツで、正装だとおっしゃる方。。。
すっごくかわいいアンサンブルと白いブーツの方。。。
たしかに、素敵なお召し物でございますが。。。
ダークスーツ。。。お道具として、ひと揃えございましてもよろしいかと存じます。
つづく。。。
あなあなかしこ。
マリア@人生の節目に、みなさま、無事に正式参拝をなさることができますように~