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8.312016
One Voice(ワンヴォイス)
こんにちは。
マリア・レイです。
わたしは、昨夜から、ずっと、映画をDVDで観ています。
One Voice (邦題:ワンヴォイス~ハワイの心を歌にのせて)
ハワイ州オワフ島にある「カメカメハスクール」で行われている学内の合唱コンクールのドキュメントです。
映画は、2008年のドキュメントですが、88回目のコンクールということですので、伝統あるコンクールと言えます。
カメハメハスクールは、一貫性の教育方針で、1年生から12年生まであるようです。
このカメハメハスクールに入学している生徒・学生には、あるひとつの共通点があります。
ハワイ人の血が流れていること。
祖先にハワイ人がいなければ、この学校には入学することができません。
たとえ入学資格があっても、かなり、競争率は高いようです。
ハワイは、1959年にアメリカ最後の50番目の州として、アメリカになりました。
それまでは、ハワイ王族がおさめる、ハワイ王国だったのです。
アメリカになってから、ハワイ語は禁止され、キリスト教への改宗や、アメリカ語を公用語として話すことへの強制など、先祖代々の土地を、二束三文でアメリア人に売ってしまって、大変な貧民生活を余儀なくされたり、伝統的なカフナ制度の廃止、チャント、フラの禁止など、徹底したアメリカ化の推進政策の嵐の中で、それでも、ハワイのこころは次世代へ受け継がれ、生き続けてきました。
ハワイ文化への弾圧の中で、ハワイの文化は、ハワイ人によって、語り継がれ、歌い継がれ、生き続けてきました。
ハワイは、文字を持たない口伝文化ですので、こうした口伝での文化の継承が可能だったのでしょう。
ハワイ語は、その言葉を話すだけで、話した人の中に「MANA(マナ)」(良いエネルギー)が増えていく魔法の言葉だと信じられています。
この映画の中では、そのハワイ語が、ハワイ人の血を引く高校生によって、素晴らしいコーラスとなって描かれています。
ラストのコーラスの場面では、どうか、なにも考えず、そのコーラスの中に、こころを解き放って、しばし、ハワイ語の美しい魔法に魅了されてみては、いかがでしょうか?
わたしは、大学時代に合唱部にいました。
だからかもしれませんが、映画の中に、しばしば出てまいりますスコア(楽譜)が、欲しくてたまりません。
どうか、手に入ることがありましたら、ぜひとも、私自身で歌いたいと切望してしまいます。
母校の仲間と一緒に、ハワイ語のこの合唱曲を、ぜひとも、歌いたいと思いながら、この映画を観ています。
飽きることなく、もう、何度も、何度も、今も、そのDVDを流しながら、このブログを書いているわたしです。
ハワイ文化にご興味のある方、合唱をなさっておみえの方は、機会がございましたら、一度、ご覧になってみてくださいね。
あぁ~
あのスコア(楽譜)が欲しいよぉ~
(マリアのこころの叫び?でした)
あなたに愛と平和を
わたしに愛と平和を
Maria Lei