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ハワイのクムフラ勝訴のニュース〜フラの振り付けは知的財産なのか?!そもそも。。。

こんにちは。【女神のインスピコーチ】マリアレイ(R)です。

今日は、終日、11月に行う『聖地リトリート』の企画をまとめていました。
午後一番に、高千穂のリトリートの記事をアップしたので、明日は、出雲大社の記事をアップできると思います。
ホッと一息ついて、夕飯の支度をしながら、テレビをつけたら、ハワイのクムフラの勝訴のニュースが流れていました。
このニュース、ご覧になりましたか?
ちょっと、書いてみたくなりましたので、シェアさせてください。

私は、フラを踊る先生に、マナ・カードを学び、プロフェッショナル マナ・カード セラピストになりました。
そして、ご縁があって、ハワイ島のプリンスに、Kumulipo “The Origin of Life”を学ぶ機会をいただきました。
この経験が、さらに、私を起業に向かわせたような気もしています。
その時、ハワイ諸島に、5人いらしゃるという、最高位のアリイ・カフナ・ヌイに、古典フラを、ご指導いただき、その聖地で、奉納させていただくことがございました。
今思うと、大変な名誉だったと思い、感謝を感じます。
私は、ご縁があって、マナ・カードを教授していますので、フラのことも、フラの女神ラカを通じて、こう考えています。
私が教授している古代ハワイの文化、神話世界観の中で、カフナの存在は、大切です。

古代ハワイは、口伝文化でした。

たくさんのことが、何十世代にもわたって、正しい叡智として、口伝で伝えられて行きました。

深い叡智を、正確に口伝するためには、3つのシステムがありました。

それは、

(1)カフナ(専門性の高い、各分野の先生として、弟子に教え、祭礼を執り行う長(おさ)のような存在)

(2)チャント(物語を口伝で伝えるための歌のようなもので、神道の祝詞に通じる、ストーリーテリングの手法)

(3)フラ(古代ハワイアンたちは、夜空に輝く『プレアデス星団』から、地球にやってきて、肉体に宿って、人間としての経験を積み、肉体を脱いで、また、故郷である『プレアデス星団』へ戻っていくのだと信じていたと言います。フラは、『プレアデス星団』に住まいし、祖先たちに向かって、捧げられたもので、古代ハワイのフラは、神々に捧げられた秘技でした。17世紀に、ハワイ諸島が、キャプテンクック船長たちに発見されて、イギリスに征服されていた時代には、ハワイ諸島は、サンドイッチ諸島と呼ばれていました。それは、キャプテンクックの船団を出したのが、大英帝国時代のサンドイッチ伯爵だったからなんですね。神々に捧げられるためのフラは、時代とともに、観光として、観光客に見せるための現代フラへと、変化して行きました。古典フラも、現代フラも、どちらも、フラの女神ラカの宿る、神聖なダンスです)

元々は、カフナたちは、叡智の源ですので、自分の生まれ育ったエリアから、一生涯、出なかったと伝えられています。
もし、カフナたちが、自分の土地を離れると、その霊力が、失われると信じられていました。
日本の伊勢神宮では、神官たちによって、年間、1000を超える祭礼が執り行われています。
古代ハワイでも、事あるごとに、カフナが、祖先や神々に、チャンティングし、フラを奉納して、神事が執り行われていました。
子供達は、生まれた時から、カフナのチャンティングを聞き、フラを見て育ちますので、自然と、その物語が、魂の中に、刻み込まれて成長して行きます。
その中から、才能のある子、努力する子、覚えの良い子は、カフナに弟子入りして、生涯を、カフナの元で、修行し、一緒に、暮らしたそうです。
古代ハワイは、生活が大変でしたので、カフナに弟子入りすることで、村人から、供物なども集まり、子供達が、大人になっていくことができたのだと思います。
古代ハワイアンたちは、祭礼の時には、樹皮布で作ったタパを身につけていました。
そのタパには、その村のデザインが、ステンシルされていました。
タパの衣装を見るだけで、どの村の者かが、わかったそうです。
そして、チャンティングや、フラは、カフナの直伝で、伝えられて行きますので、現代においても、古典フラでの、チャンティングや、フラは、どの先生から学んだかが、すぐに、見分けがつくと言われています。

古代ハワイでは、口伝文化だということだったので、今でも、クムフラから学ぶ時には、メモをとったり、ましてや、録音や、録画をすることが、禁じられています。
フラの底辺に流れている伝統を考えると、さもありなんと思います。

さて、今回のニュース報道されていたのは、現代フラについてでした。
クムフラは、30年間、九州でフラを教えていたそうです。
自分の振り付けを、使わないでほしいと言い残して、去ったわけですね。
クムが言い残したことは、本来ならば、それに従って、当たり前なんですね。
古代ハワイでは、自分の師には、一生涯をかけて、ついて行きました。
現代のフラ人口は、ハワイよりも、日本での方が、圧倒的に、多いそうです。
今回の問題は、どうしたことなんでしょうね?
現状は、わかりませんが、本来ならば、クムフラに学んだ生徒さんの中から、クムフラに認められて、クムフラの跡継ぎのように、クムフラになって行く人が出て、その新しいクムフラが、先生のフラを、伝承し、教えていくということなんだと思います。
一子相伝という厳しさはなく、修行者のなかから、筋の良い者、教えるのが上手な者、コミュニティーの中で尊敬をされているものが、熱心に修行する中で、自分のフラに目覚め、先生のフラを完全に習得して、クムフラの試験を受けて、クムフラとして、継承していくと聞いています。
クムフラとして、試験に通ったものは、フラの女神ラカとともに、生涯をかけて、フラを通じて、アロハをシェアする人生を送って行きます。
私は、ハワイ島で、アリイ・カフナ・ヌイから、Kumulipo “The Origin of Life”の最後に、こう言われました。

『マリアレイ、あなたは、気がついていないかもしれないのですが、あなたは、大きなマナを持っています。あなたが、周りに及ぼす影響力は、あなたが、思っている以上に、とても、大きなものです。それは、あなたのマナが、とても大きなものだからなのです。あなたが、あなたの素晴らしい人生を歩み、あなたのところへ学びくる方と、あなたのアロハをシェアする時が、すぐに、やってきます。その時のために、私は、あなたに、私のアロハ・チャンティングを、お教えしてもいいでしょうか。あなたは、私が伝授するアロハ・チャンティングを、日本に帰ってからも、毎日、自分自身でチャンティングして、あなたのアロハ・スピリットを磨き上げてください。アロハ・スピリットは、毎日の修練の中で、育って行きます。あなたには、それができます。なぜならば、あなたは、あなたのマナを、そんなにも大きく育てることができた人だからです。あなたが、本当の、アロハ・スピリットを伝えていく人に成長してほしいから、あなたに、アロハ・チャンティングをお伝えしたいのです。』

アリイ・カフナ・ヌイは、とても、恭しく、そうおっしゃってくださったのです。
私は、心の奥深くで、とても、感動し、ゆっくりと『はい。お願いします。』と、申し上げました。
アリイ・カフナ・ヌイは、ニッコリ、微笑まれて、そして、私たちに、アロハ・チャンティングを教えてくださったのです。
多分、私がチャンティングすると、誰から、教わったものなのかが、わかるそうです。
ハワイでは、チャントも、フラも、きちんと、伝承されているのです。
現代的に言い換えれば、それは、知的所有権、とか、著作権と、いうのかもしれません。
何よりも、今回の報道は、私には、『?』な感じがしました。
本当に、ハワイがわかっていて、フラがわかっているなら、こんなことには、そもそも、ならないような気がするからです。
クムフラへの敬意がない方が、果たして、そのフラを踊るというのは、どうなのかしら?と、思ってしまいます。
古代フラと違って、現代フラは、ただ、ダンスだということで、いいのかもしれないのですが、ハワイを、少しでも、やっていくものとしては、日本人として、ちょっと、恥ずかしいことだと思いました。
何かと、事情があるのだとは思いますが。。。残念なことに違いありません。
フラを楽しまれる方が、影響を受けることが、少ないようにと思います。

最後に、私は、古代のハワイを学ぶ中で、日本の八百万の神々を感じる感性や、精神世界が、古代ハワイアンたちと、繋がっているように感じています。これは、とても、不思議な感覚なんです。
これからも、さらに、勉強して、自分の信じるアロハを、お伝えして行きたいと思います。

あなあなかしこ。(マハロヌイロア)

 

いつも読んでくださって
ありがとうございます  
 

 

あなたに愛と平和を
わたしに愛と平和を
マリアレイ


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