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【春日大社 第60年次式年造替 正遷宮】連載2 灯籠に見る人生?!

こんにちは。
マリアレイです。
 
春日大社といえば お盆の万燈籠が有名です。
 
今回は、春日大社 第60年次式年造替 正遷宮に因んで、特別に万燈籠が行われました。
 
この釣灯籠には、ひとつひとつに、寄進した方の名前や日付が記されています。
 
誰を供養するために寄進したのか?
 
古人の、様々な思いに、火が灯されています。

お昼間には、太陽の光を浴びて、本堂の白壁に影を描いて揺れていました。

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こちらは、比較的、新しい、金色の灯籠ですね。

 

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こちらには、古人の灯籠が並んでいます。
 
江戸時代の年号や名前が記されていました。
 
 
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日暮れとともに、釣灯籠に火が灯されると、境内は、幽玄の世界に一変します。
 
 

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暗闇に目を凝らしたとて。。。
 
お気づきでしょうか?
 
昼間の金色の灯籠がどれか?
 
まったく、区別がつきません。
 
昼間の太陽の光に照らされてこそ、その灯籠の色が何色で、どんな素材なのかが、見分けられます。
 
漆黒の夜の闇の中では、灯籠の内に灯した光だけが、内側から光を放って、そこにある灯籠の存在を報せています。
 
もし、人ひとりが、この一基の灯籠だとしたら。。。
 
闇夜に、真っ暗な中で、自分のハートに情熱の火は灯っているだろうか?
 
もし、暗闇を照らす火になりたい時に、わたしは、どのようにして、情熱の火を、自分の内に灯すことができるのだろうか?
 
わたしにとっあは、それが、メンターのそんざいであり、瞑想のチカラだとかんじたのでした。
 
さて、最後に、マリアレイは、奈良女子大学に学びましたので、学生時代、帰省しなかった友人たちと、お盆の万燈籠を参拝していました。
 
マリアレイの父は、戦時中に奈良に疎開してしたので、奈良への想いは格別の様子でした。

ある秋の日に、大学の文化祭に、父がやってきてくれたことがありました。

大学から東大寺まで、父と私は、軽く腕を組んで、お散歩しました。

私は、軽く腕を組んで、お散歩するのが好きでした。

そんな中、春日大社の万燈籠の話をすると、父は、ふと、こう申しました。

『万燈籠は、ずっと、後世に残っていくね。お父さんも、一つ、寄進してもいいかもしれないね。いつか、そんな夢ができたよ。』

そう話していましたが、そのまま、逝ってしましました。

ある日のこと、私は、父の3回忌に、春日大社さんへ、お電話したのです。

春日大社さんには、灯籠専門の部署があり、釣灯籠は、一基づつ、デザインから起こして、打ち合わせしながら作っていくのだそうです。

その当時で、1基、200万円というお話でございました。

生涯に、父との約束を果たしたいものでございます。

春日大社 第60年次式年造替 正遷宮に万灯籠を参拝して、その日のことを、懐かしく、ありありと思い出したマリアでした。

時空を超えて、ここには、深い思い出が残っているようでした。

あなたに愛と平和を
わたしに愛と平和を
マリアレイ


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