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11.292016
【春日大社 第60年次式年造替 正遷宮】連載2 灯籠に見る人生?!
お昼間には、太陽の光を浴びて、本堂の白壁に影を描いて揺れていました。
こちらは、比較的、新しい、金色の灯籠ですね。
ある秋の日に、大学の文化祭に、父がやってきてくれたことがありました。
大学から東大寺まで、父と私は、軽く腕を組んで、お散歩しました。
私は、軽く腕を組んで、お散歩するのが好きでした。
そんな中、春日大社の万燈籠の話をすると、父は、ふと、こう申しました。
『万燈籠は、ずっと、後世に残っていくね。お父さんも、一つ、寄進してもいいかもしれないね。いつか、そんな夢ができたよ。』
そう話していましたが、そのまま、逝ってしましました。
ある日のこと、私は、父の3回忌に、春日大社さんへ、お電話したのです。
春日大社さんには、灯籠専門の部署があり、釣灯籠は、一基づつ、デザインから起こして、打ち合わせしながら作っていくのだそうです。
その当時で、1基、200万円というお話でございました。
生涯に、父との約束を果たしたいものでございます。
春日大社 第60年次式年造替 正遷宮に万灯籠を参拝して、その日のことを、懐かしく、ありありと思い出したマリアでした。
時空を超えて、ここには、深い思い出が残っているようでした。
あなたに愛と平和を
わたしに愛と平和を
マリアレイ